長年使用してきたメインフレーム(汎用機)のパフォーマンスの低下、高い維持費、リソースの大量消費にお悩みの企業が非常に多いのではないでしょうか。そんな悩みを解決してくれるのがメインフレームの移行です。
このブログでは、メインフレームの移行の中で、特にアプリケーション移行とワークロード削減の2つの方法をご紹介します。これらはビジネスに新しい風を吹き込む可能性と魅力を秘めています。
多くのアナリストや専門家たちが、今日のビジネスのほとんどが未だにメインフレームシステムで実行されていると推定しています。もちろん、メインフレームは紛れもなく、20世紀を支えた最も信頼できるテクノロジーのひとつでした。しかし、21世紀を迎えた今、もはや時代遅れとなったメインフレームのアプリケーションを維持し、依存する状況はコストばかりがかかってしまいます。さらに、パッチとアップデートを継続的に実行することは、ビジネスのパフォーマンスを低下させ俊敏性を損なうという、より厄介な問題を生みます。
メインフレームを移行することで、このようなコスト、パフォーマンス、経年劣化、硬直化といった問題から解放されるでしょう。メインフレームの移行では、プログラミング言語(COBOL, PL/I)をコンパイルし、データを移行します。その結果、ユーザー機能の変更、ビジネスロジックの変更、ユーザートレーニングをすること無く、データは完全に最新化されます。そして、アプリケーションはクラウドや仮想環境といったオープン環境でも、これまで通り動作し、顧客や従業員のパーソナライズされた要求に素早く適応し、エクスペリエンスを向上させてくれるでしょう。
そこで、メインフレームの移行が必要になる2つのケースとその対応方法をご紹介しましょう。
メインフレームのアプリケーションやプログラムが大量のMIPSを使用し、日々コストは増え続け、システムを非効率にしていませんか?但し、これからも現行のアプリケーションを使い続ける必要がありますか?
もし、その答えが共に「イエス」ならば、ピークMIPSを削減し再プラットフォームする方法が、最適な選択です。リソースの消費が激しいバッチプログラムの負荷を軽減することで、メインフレームの負担を軽くすることができます。
この方法は、メインフレーム上のアプリケーションが20年以上前に開発され、アプリケーションの元々の所有者や、詳細が不明な場合に最適です。このようなアプリケーションは、たとえ使用頻度が低くても、メインフレームのパフォーマンスを低下させ、MIPを使い果たしてしまいます。そのため、サポートにコストがかかってしまいます。そこで、アプリケーションを更新するまでは、これらのレガシーシステムによるMIPを、より低コストのオープンシステム環境に再プラットフォームすることで、メインフレームのパフォーマンスを向上させることができます。
もしも10年以上前のレガシーシステムが、最新のシステムやプロセスをもつ企業との競合を妨げている場合、パッチの適用、修正、制限の回避を停止し、すべてのワークロードをパブリッククラウド、またはプライベートクラウドへ移行させる必要があります。この方法は、ビジネスロジックを変更することなく、メインフレームアプリケーションを最新のオープンシステムで再コンパイルします。新しいシステムでは、従来のメインフレーム・プログラミングに必要な開発環境と実行環境を提供するソフトウェアを実行します。
すべてのメインフレームアプリケーションが移行されると、最小限のコード変更で引き続き機能します。その結果、メインフレームアプリケーションの価値を最大限に引き出しつつ、それらをモバイルアプリケーションやデジタルアプリケーションに公開することができ、将来のスケーラビリティに対応できるようになります。そして何よりも、これらのアプリケーションをメインフレームの維持費よりもはるかに低コストで使用でき、z/OS環境から完全に脱却することさえできます。オープンシステムやクラウド環境がもたらす柔軟性とメリットを活用して実現可能なイノベーションの数々を想像してみてください。
TmaxSoftは15年以上もの間、レガシーメインフレームアプリケーションをオープンシステム環境へ移行してきた実績があります。この実績をもとに、弊社はレガシーメインフレームのワークロードを迅速かつ安全に最新化するための最も包括的なテクノロジーをご提供します。 TmaxSoft OpenFrameは、COBOL、アセンブラ、PL / I、Easytrieve、JCL、Natural、IDEAL、CoolGen、Telon、DB2、VSAM、ADABAS、IMS、IDMS、Datacommなど多様なシステムへの移行と最新化をサポートしています。
メインフレームの移行とOpenFrameによるTCO削減の可能性についての詳細は、日本TmaxSoftまでお問い合わせください。
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