MOHRは、Tiberoを使用して高コストと柔軟性の欠如を解決し、高いパフォーマンスとスケーラビリティを獲得しました。
マレーシアの人的資源省(MOHR)は、労働者の教育、能力、安全、健康、退職準備を支援しつつ、国家生産性を向上させることを使命としています。
MOHRは、労働者のスキル開発、労働力、労働安全衛生、労働組合、労使関係、労使関係裁判所、労働市場情報および分析、社会保障などの分野を担当しています。MOHRの事業目的としては、国内労働市場の要求を満たすために現地労働者の就業可能性と就業率を高めると共に、労使関係の調和を確保し、労働安全衛生を優先し、包括的でダイナミックかつ進歩的な雇用のセーフティネットを保障することが挙げられます。
MOHRは、増加する市民参画、サービス、およびトランザクションに対応するために、データベースとシステムのアップグレードを計画していました。MOHRが使用しているITシステムは、複数のレガシーOracleデータベースをベースとしていましたが、並行トランザクションを処理し、市民に迅速なオンラインサービスを提供するために必要な高いパフォーマンスとスケーラビリティを提供していませんでした。また、データベースの維持コストは年々増加し、IT予算の多くを占めていました。また、同省のレガシーデータベースには、PHP-OCIなどのOracle独自のSQL機能が多く含まれていましたが、MOHRのITチームはこれらの機能に関するトレーニングを受けていませんでした。しかし、DBAはオラクルで働いた経験があり、新しいスキルセットを習得しなければならないという問題があるため、別のデータベースを試すことを躊躇しました。
MOHRは、パフォーマンスを向上しながら、データとデータベースを統合し、必要に応じて拡張を行えるソリューションを求めていました。TCOを削減するためには、システムのアップグレードとデータの移行を予算内で行う必要がありました。もう一つの要件は、移行中および移行後の業務の中断を最小限に抑え、現在のアプリケーションを大きな変更を加えずに、新しいデータベースプラットフォームで動作させることでした。MOHRは現行データベースを新しいバージョンにアップグレードすることを検討しましたが、コストがかかりすぎ、拡張性が低く、簡単かつ迅速な移行を保証しませんでした。また、アクティブ‐パッシブクラスターの設計では、MOHRにとって重要なスケーラビリティを提供することができませんでした。そこで、調査範囲を拡大し、最終的にTmaxSoftのTiberoを採用して複数のデータベースを置き換えました。
TiberoとTibero Active Cluster(TAC)技術の導入により、MOHRは高可用性と負荷分散、そして平均30万人の同時ユーザーの処理に必要な柔軟なActive-Activeアーキテクチャを確保しました。DBAは、クイックリフレッシュコースの受講だけでトレーニングが済み、Tiberoが使いやすいと報告しています。アプリケーションは、コードを変更することなく、シームレスに新しい環境に移行され、Oracleの書式とレポートもすべて変換されました。
MOHRは、Tibero Standby Cluster(TSC)機能を使用して、災害復旧センターを設置しました。そして、新しいユーザーエクスペリエンスでは、問い合わせの応答時間が60秒から3秒に短縮されました。MOHRは、5年間でTCOの65%を削減できたと推定しています。
Tiberoは、JDBCドライバー、PHP-OCIドライバー、ODBCドライバーを提供して、コードの変更なしに、Javaアプリケーション、PHPアプリケーション、およびサードパーティソリューションとのシームレスな統合を実現します。
TmaxSoftはデータベース以上のものを提供しました。 同社とパートナーは、MOHRにベストプラクティスのアドバイスを提供し、与えられたIT予算内ですべてを管理できるようにサポートしました。
ホワイトペーパー
TmaxSoft製品のホワイトペーパーやお役立ち情報を無料でダウンロードいただけます。