多くの企業でIT組織は問題を予防する代わりに、データベースで問題が発生した後の受け身の対応が多くなっているように見受けられます。この記事では、モノリシックなレガシーデータベースと機敏なオープンソース・ライバルによって引き起こされた、受け身的なデータベース管理の問題に対処する方法について説明します。
IT予算を食いつぶした扱いにくいモノリシックシステム
データベース管理システム(DBMS)やOracleのようなデータベースは、企業のIT予算を大量に消費しますが、一方でその使用方法には制限があります。たとえば、OracleにはRDBMSライセンスモデルがあり、ソフトパーティション化された仮想化環境で、利用されていない場合でも、利用可能な物理コアの100%を支払う必要があります。「コア単位の」RDBMSライセンスモデルを提供している企業もありますが、「コア単位で支払う」のはコアを追加した場合にのみ有効になることはあまり表に出しません。さらに、これらの大規模なデータベースは管理が難しいことがよくあります。ベンダーのデータベース管理システムは、データセンターとクラウドのギャップを埋めるのに苦労します。その結果、パフォーマンス、安定性、信頼性に悪影響を及ぼし、学習曲線が難しくなり、柔軟性が失われます。そしてそのすべてが、DBAとITを受け身にさせます。火を消すのに夢中になっているときは、予防プログラムに目を向ける余裕がありません。
1つのドアが開くと、別のドアは閉まる
オープンソースデータベースとRDBMSにはメリットがありますが、同時に多くの問題も抱えています。オープンソースの導入を検討しているか、すでに導入している組織は、問題が発生したときに相談するベンダーがないという重要な障壁に直面します。オープンソースデータベースの開発者は、優先順位の高いユーザーや大多数のユーザーに影響を与える問題のみを修正します。ユーザーの環境またはシステムに関連する問題については、回避策を探すか、問題に耐えるしかありません。それはプロアクティブな対応とは言えません。セキュリティ、スケーラビリティ、信頼性、機能性は、すべてのオープンソースデータベースおよびRDBMSの合言葉ではありません。そのため、ライセンス料がかからないという考えに惹かれてオープンソースを導入した企業は、これらの非機能要件の欠如に対処するためにより多くのリソースを費やすことになります。また、オープンソースに基づく全体的なIT戦略の一部としてのオープンソースデータベースの導入ではなく、単発の導入である場合、重要なシステムをオープンソースデータベースにつなげることは、ビジネスの観点からリスクがあります。何らかの亀裂が発生したときに、かなり長い間、受け身の対処が唯一の解決になってしまいます。
立ち上がれ、プロアクティブに
TmaxSoftのTiberoを使用すると、受け身的なデータベース管理から脱却することができます。あまり聞き慣れていないかもしれませんが、この高性能で安全性と拡張性に優れたRDBMSは、ミッションクリティカルなデータを制限なく最大に活用したい企業向けに設計されています。Tiberoは大規模データベースとSysMaster 7を処理、管理、保護するための強化されたビューを提供し、効率的なリソース管理を実現します。またマルチスレッド、マルチプロセスアーキテクチャにより、パフォーマンスと信頼性を保証します。さらに、他のDBMSやサードパーティツールとの統合を簡単に行える、さまざまな標準開発インターフェースをユーザーと開発者に提供します。モノリシックなシステムを手放す準備ができていないとすれば、Oracleとの互換性があるTiberoが答えになります。その単純なライセンスモデルは、「サービスとしてのソフトウェア(SaaS)」サブスクリプションモデルに似ています。DBMSの安定した、効率的かつプロアクティブな管理を可能にし、高性能のトランザクション処理を保証します。
プロアクティブなデータベース管理事例:起亜自動車インドとFUNCEF
Kia Motors India(KMI)は、コストを抑え、シームレスにデータを交換し、工場の操業を円滑に行うために、OracleのRDBMSより低コストで高可用性を提供するRDBMSを必要としていました。KMIは、Oracleとの互換性を考慮し、TmaxSoftのTiberoを採用しました。加えて、複数のプラットフォーム間の互換性を確保するためにTmaxSoftの他のソリューションも採用しました。Tiberoの導入後、運用データベースは24時間365日無停止で稼働し、問題解決中にダウンタイムが発生せず、2時間での問題への対応が実現されました。ブラジルの社会保障プロバイダーであるFundação dos Economiários Federais(FUNCEF)は、クラウドへの移行をデータベースのコストを削減するための理想的なソリューションとして考えていました。ただ、FUNCEFが使用していたレガシーデータベースのベンダーはクラウドのライセンスオプションを提供していませんでした。そのため、FUNCEFは、レガシーデータベースと同等の信頼性、可用性、パフォーマンスでビジネスを継続できるTiberoを採用しました。FUNCEFは、Tiberoを使用することでクラウド戦略を実施し、従来のデータベースよりも高速にDRを構築することができました。FUNCEFは、以前のデータベースを維持するための高いコストとその柔軟性のないライセンスモデルのために先送りしていた数々のプロジェクトを開始することができました。
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