韓国沿岸警備隊

韓国沿岸警備隊はOpenFrameでそのレガシーシステムをリホストし、モダナイゼーションに成功しました。

IBMメインフレームのリホストとレガシーシステムのモダナイゼーションにより、韓国沿岸警備隊は、断片化したシステムの一元化とより効率的な運用、そして次世代技術の活用が可能になりました。OpenFrameのおかげでユーザーエクスペリエンスに影響を与えることなく、メインフレームと比較し柔軟性、可用性、安定性が大幅に向上。また、コストの大幅な削減が実現しました。

韓国沿岸警備隊は、自国の海岸線の海上安全と制御を担当し、メインな本部と何百もの小規模施設を運営しています。また、韓国沿岸警備隊は、航空機などともに大型・中型・小型の船舶を保有し、維持しています。その事業には、海上での迅速な救助活動や、犯罪防止、汚染監視、観光の保護などが含まれます。

課題

コストのかかるIBMメインフレームに存在する、独自のローカライズされたシステム

• 可用性やパフォーマンス、信頼性、効率性に影響を及ぼす、柔軟性が欠如したシステム
• ユーザーエクスペリエンスの低い、さまざまなアプリケーションとシステムが分散化
• 円滑な運用と一元化された監視を実現するように設計されていないインフラストラクチャ
• 高額なメンテナンスおよび開発のコスト

韓国沿岸警備隊では、広い範囲に及ぶさまざまな活動が、メインフレーム上で稼働する古いプログラムに負担をかけていました。韓国沿岸警備隊は、信頼性と、効率性、完全性、柔軟性に優れた次世代システムを望んでいましたが、IBM メインフレームのコスト構造や高いメンテナンスコストがそれを阻んでいました。 そのクライアント側でのユーザビリティは、使用者を不快にさせ、沿岸警備隊は独自にローカライズされたレガシーシステムを維持する必要性を見出せませんでした。

ソリューション

高パフォーマンスと安定性

• 一元的な監視と運用管理
• メインフレームと比較した場合のTCOの削減とROIの増加
• システムのメンテナンスと開発コストを削減
• わずか5ヶ月でのシステム運用開始

韓国沿岸警備隊は、レガシーシステムのモダナイゼーションやアプリケーションの新規開発、オープンシステムへのリホスティングのために、TmaxSoft OpenFrameを選択しました。プロジェクトの範囲に、オープンシステムへのIT資産の移行や、既存の独自システムの排除、メインフレーム レベルのパフォーマンスと信頼性の維持、犯罪調査システムの実装が含まれていました。プロジェクトの一環として、359の統計分析のプログラムと314の統合船舶管理のプログラム、および108の出国管理プログラムがリコンパイルされ、メインシステムに移行されました。さらに、207 のデータベーステーブルと 80 個の VSAM ファイル、NON-VSAM ファイルもリコンパイルされました。 プロジェクトはわずか5ヶ月間で完了しました。リホスティングとモダナイゼーションの結果、新しいシステムは迅速な変更や次世代機能の組み込みを可能にし、高い性能や安定性、柔軟性の要件を満たしています。コードとビジネスロジックの変更は最小限で済みました。モニタリングと運用管理が 1 つのメインシステムの一部になった今、すべてのオペレーションははるかに効率的になりました。韓国海上保安庁は、TCOの大幅な削減とROIの増加、メンテナンス・開発コストの削減に成功したのです。