日本ティーマックスソフト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:羅 鍾弼(ラ・ジョンピル)、以下日本TmaxSoft)は、自社のリホスト・ソリューション「OpenFrame(オープンフレーム)7」を活用し、株式会社IJTT(本社:神奈川県横浜市神奈川区、代表取締役社長:瀬戸 貢一、以下IJTT)の鋳造ホストシステムの「脱メインフレーム」に向けて移行を開始し、2023年5月に実現しましたことを発表いたします。IJTTは長年、鋳造ホストシステムの運用により、仕様・プログラムのブラックボックス化、COBOLやメインフレーム技術の専門家減少、ベンダーロックインなどの課題に直面していました。2022年、鋳造ホストシステムのハードウェア保守の満了期限が迫る中、長年の課題解決のため、TmaxSoftの「OpenFrame7」を活用してオープンシステムへの移行を実現しました。IJTTは鋳造システムをオープン環境に移行することで、メンテナンス性とアプリケーション改修・保守の効率が向上し、従来のメインフレームの維持運用コストを削減でき、その費用を次世代システムの展開に活用することが可能となりました。
■「OpenFrame」:脱メインフレームを実現するソリューション
TmaxSoftの「OpenFrame7」は、金融機関やグローバル企業の基幹系を支えるミドルウェア・データベース(TP-Monitor、Web Applicationサーバー、RDBMS等)を基盤としたリホスト・ソリューションです。オープン環境でのミドルウェアとデータベースに加えて、レガシー言語のコンパイラも提供されます。このソリューションは、メインフレームとの互換性を保ちつつ、COBOL、ASM、MAP、AIM定義などのアプリケーション資産を変更することなく利用可能にします。日本ティーマックスソフト株式会社の代表取締役、羅 鍾弼(ラ・ジョンピル)は、「弊社のリホスト・ソリューション『OpenFrame(オープンフレーム)7』により株式会社IJTT様の鋳造ホストシステムの『脱メインフレーム』の実現をご支援いたしました。この成功事例が、既存のアプリケーション資産を保護しつつ効率的なシステム運用を実現する脱メインフレームの方法の一例として、産業界に示されることを嬉しく思います。私たちは引き続き、革新的なソリューションの提供を通じて、企業の成長と技術進化を支える使命を全うしてまいります。」と述べています。
■株式会社IJTTについて
株式会社IJTTは、1937年創業という長い歴史と、豊富なノウハウや研究・開発力・製造技術が融合し、最先端の技術・最高度の品質を誇る自動車用鋳物部品メーカーの「アイメタルテクノロジー」、建設機械をはじめとする各種産業用エンジンや、プロペラシャフトなどの駆動系パーツ等を製造し、1938年の創業以来、産業を支える「パワートレインメーカー」として社会発展の一翼を担ってきた「自動車部品工業」、そして民間鍛造会社として1918年にスタートし、商用車、乗用車、建設機械、産業機械向けの大小様々な鉄鋼製品の鍛造、機械加工品を製造する「TDF」が2019年4月に合併し、「株式会社IJTT」として新たにスタートしました。各社とも、それぞれの分野のエキスパートとして、確固たる地位を築いているなかで、いすゞ自動車グループの一員として、合併シナジー効果を発揮し競争力を高め、海外事業の迅速な展開と事業拡大、国内事業の役割の進化・発展、また新製品・新技術や低コスト製品の提案を通じた顧客基盤の拡大・安定化を目指していきます。
【概要】
本社所在地:〒221-0056 神奈川県横浜市神奈川区金港町1番地7 横浜ダイヤビルディング18階
URL: https://www.ijtt.co.jp/
代表 :代表取締役社長 瀬戸 貢一
事業内容 :自動車用部品及び各種建設機械用部品の製造・販売