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2021年の技術トレンドTop7:デジタルトランスフォーメーションにおけるモダナイゼーションと自動化

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脱メインフレーム&脱レガシーシステム DX(デジタルトランスフォーメーション) OpenFrame7

過去数年間、デジタルトランスフォーメーションについてほとんど意識していなかった企業が、突如としてその波に飲み込まれました。在宅勤務、オフサイトアクセスによる現場プロセスへのアクセス、機器からローン申請まで、あらゆるものがデジタル化されるようになりました。しかし、まだまだ改善すべき課題は残っています。オンプレミスやレガシーな環境も改善が必要です。最新のトレンドに適応するためには、負荷に耐えられるITインフラが必要です。そこで、ITのモダナイゼーションにはクラウドインフラが重要な役割を果たします。この連載では、モダナイゼーションが各トレンドの基盤となることを紹介してきました。これまでに、カスタマーエクスペリエンス(CX)、データ統合、デジタルカルチャー、デジタルイノベーション、コンポーザブルエンタープライズについて取り上げてきました。は、6つ目のトピックである「自動化」について掘り下げていきます。

  • 永遠に続く自動化の波

テクノロジーのルーツは常にオートメーションにあります。電話、自動車、パソコン、バーコード、デジタル写真などは、機械が手作業の工程を省き、私たちの生活を便利にしてきた例です。同様に、ビジネスプロセスのモデリング、ワークフロー、ケースマネジメント、プログラム、ソフトウェア、アプリケーションによる生産性向上も同様です。そして今、クラウドが新たな自動化のフロンティアを切り開こうとしています。Zoomやデジタルツインニング、バーチャルヘルスケア、ノーコード・プラットフォームによるソフトウェア開発の自動化、ローコード・プラットフォームなどがその一例です。さらに、クラウドはロボティック・プロセス・オートメーションを可能にし、どこからでもウェブベースのグラフィカル・インターフェースを通じてセルフサービス的にアクセスできるようになり、革命を起こしています。ワンクリックやドラッグ&ドロップの操作で、煩雑な作業が自動化されるのです。さらに、ガートナーは以下のような新たな自動化技術の急速な普及を予測しています。

  1. インターネット・オブ・ビヘイビア(IoB): 顧客の運転方法に応じて自動車保険の料金が決まるなど、センサーを使用して行動を追跡する技術。
  2. 有料のバーチャル体験: 遊園地やスポーツ施設、博物館など、物理的な訪問を代替するバーチャル体験。
  3. 自己修復: オペレーションを継続的なエンジニアリングに集中させ、サポートに集中させる技術。
  4. AIOps: DevOpsパイプラインにおける自動化された変更リスク分析により、予期せぬダウンタイムを削減する技術。
  5. AIオーケストレーションプラットフォームの開発: AIを運用し、コンテナオーケストレーションと同様にデプロイするための技術。
  6. ハイパーオートメーション: レガシービジネスプロセスの自動化を超えて、AIツールとRPAを組み合わせてビジネスユーザーが行うほぼすべての反復タスクを自動化する技術。

要するに、自動化が本領を発揮するのは2021年以降であり、その時期が来ています。この年は自動化が不可欠な年となりますので、組織内の適切な場所での採用を確認する必要があります。

  • モダナイゼーションの重要性: 自動化からの最大の利益を得る方法

老朽化したメインフレーム、レガシーアプリケーション、高コストのライセンスによるデータベースは、オンプレミスのデータセンターでは自動化の恩恵を享受することができません。ガートナーによると、クラウドは常に自動化に向けた進化を遂げています。最も迅速かつ効果的な自動化技術は、常にクラウド上で展開されるのです。これは自然なことです。自動化には柔軟でスケーラブルかつ高性能なクラウドインフラストラクチャが必要です。また、最新のアプリケーションとデータベース管理も求められます。レガシーアプリケーションを書き直す必要があると心配されている方も、心配ご無用です。クラウドへの移行により、書き換えることなく自動化の利益を得ることができます。さらに、クラウドとアプリケーションを接続するためのAPIを開発する必要もありません。代わりに、アプリケーションをクラウドベースの環境に移行させることができます。再フォーマットやコードの変更、ユーザーへの影響もなく、アプリケーションをクラウドベースの環境で実行することができます。この環境では、アプリケーションをそのまま実行するだけでなく、自動化計画に応じて再構築することもできます。また、移行の一環として、あるいは移行が完了した後でも、メインフレームのデータをクラウドに移行し、信頼性の高い高性能データベースのアーキテクチャを導入することもできます。このシナリオでは、移行後にデータは業界標準のSQLデータベースを使用して隔離されたデータベース層に保存されます。さらに、最新のデータベース管理システムは、自動化の計画に必要なデータを提供しながら、俊敏性、柔軟性、可用性を実現します。これにより、内外のさまざまなソースからのAPIに簡単にアクセスし、新しい自動化アプリケーションに接続することができます。

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