エネルギー会社(Entergy Corporation)がOpenFrameとTiberoでイノベーションを推進し、コストを節約。
Entergy Corporation(NYSE:ETR)は、電力生産、送電、小売配電の統合エネルギー企業です。Entergyはアーカンソー、ルイジアナ、ミシシッピ、テキサスの4つの州において、300万の公益事業顧客に電力を提供しています。Entergyは、約30,000メガワットの電力発電能力を持つ、アメリカ合衆国で最もクリーンな大規模な発電フリートの一部を所有および運営しており、その中には7,000メガワットの原子力発電も含まれています。ニューオーリンズ、ルイジアナ州に本社を置くEntergyは、年間売上高が100億ドル以上で、13,000人以上の従業員を擁しています。Entergyの目的は、優れたサービスにより、合理的なコストで低排出、信頼性の高いエネルギーを顧客に提供し、一貫して、顧客、従業員、コミュニティ、および株主に対する持続可能な価値を創造することです。
OpenFrame/Tibero
Entergy の最も重要な業務の一部を可能にしたメインフレームシステムは、1981年に実装されました。数年の間、Entergy はレガシー・システムの再設計を行ってきましたが、IBM z/OSで実行されている多くのミッション・クリティカルなアプリケーションは以前として残っていました。このシステムをサポートするためのコストは毎年数百万ドルにものぼり、なおかつ年々増加しており、最終的には顧客にも影響を与えていました。これらの問題には対処する必要があり、もはや現状を維持することは不可能でした。一部のアプリケーションの移行やリライトなどの他のいくつかのオプションも、テーブルの上にはありました。しかし、これらは成功の保証のないものでした。その結果同社は、すべてのメインフレーム・プログラム、データベース、ストレージ、スケジューリング、およびインターフェースをVMware環境の新しい仮想サーバに移植する必要があることに気付きました。このメインフレームの移行が、最も実行可能性の高いオプションでした。
TmaxSoftは、プログラムを変更せずに移行し、メインフレームと同じパフォーマンスを提供できることをPOCにより証明しました。Entergyは、古いプラットフォームから新しいプラットフォームへのリフトには大きな利点があり、メインフレームを正常にシャットダウンできるようになることを確認しました。このため、ミッションクリティカルなアプリケーションをOpenFrameでオープン環境下(Linux OS)に移行し、データをTibero RDBMSに移行するためにTmaxSoftを採用しました。TmaxSoft は、Linux 上でのアプリケーションプログラムのリコンパイルと、実稼働環境とテスト環境の両方の構築を含むアプリケーションの移行を支援しました。ファイル・システム (PS、GDG、VSAM) がマイグレーションされ、ADF COBOLはJava に書き換えられました。TmaxSoftはまた、OpenFrameとTiberoサービス、開発者と管理者のためのメンタリングとトレーニング、および製品のインストールと構成を提供しました。同社のチームは、100年の送電と数十年のプログラミングを行って、Linuxプラットフォームで動作させる方法について、多くのことを学びました。移行後、同社は処理速度が以前と同じであり、場合によってはメインフレームよりも速いと報告しました。同社は年間運用コスト70%を超える大幅な削減を実現し、アプリケーションのフットプリントも減少させることができました。同社のチームは、配達の中断のインシデントが少なく、メインフレームよりも信頼性が高いことを確認しました。この新しい近代化ソリューションは、このように成長と革新をサポートします。
Entergy は、重要なアプリケーションをOpenFrameでLinuxに移行(データベースもTiberoに移行)し、コストを削減して、処理時間を短縮しました。OpenFrameとTiberoによって、同社はユーザーエクスペリエンスに影響を与えずに大きなROIを実現しました。
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