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クラウドへの移行はなぜ難しいのか、何をすべきか

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脱メインフレーム&脱レガシーシステム DX(デジタルトランスフォーメーション) OpenFrame7 OpenFrame21

コロナウイルスの危機がビジネス界にもらたした教訓があるとすれば、それはデジタルへの変遷に関して、もはや企業がその実行に時間をかけるものではなくなったという事実です。急増するリモートワーカーのサポート、マニュアルかつ対面の処理ややりとりに取って代わるデジタルソリューションの提供、そして国家規模のロックダウンや社内のシステム機能停止の可能性の検討の必要性が出てきました。

システムのモダナイゼーションとワークロードのクラウドへの移行は、デジタルの世界でイニシアチブを取り、市場あるいは世界での混乱に対応できる最良かつ最速の方法なのです。ここから最大の恩恵を受けるためには、企業はクラウドへの移行において完全な計画を立てるべきです。簡単なことではありません。従来のシステムやメインフレームは、大規模で大きく統合されたアプリケーションを実行していますし、アプリケーションの中のそれぞれの要素を変更するのは複雑で費用もかさみます。では、その対処方法と何をすべきかについて見ていきましょう。

クラウドへの移行により、なぜIBMのメインフレームの変更から脱却可能なのかについては、当社の白書をご覧ください。

3人に1人のITエグゼクティブが同意していること:ITモダナイゼーションは計画通りにはいかない

IDGによると、技術の専門家の67%が、現代化を図らなければ企業努力が報われることは難しく、現代化の遅れは非常に危険であると考えている一方で、41%の組織は、今日クラウドへの移行の考えを持たず、現代化に後れをとっていると述べています。

レガシーアプリケーションのモダナイゼーションで起こるトラブルのほとんどは、世界の有名企業の60%以上がいまだに事業で使用しているメインフレーム向けに書き込まれたものだという事実に関連しているのです。これらのアプリケーションの作り直しには費用がかさむうえにリスキーです。古いハードウェア用にアップデートされ書き込まれたコードを作り直そうとすると、バグや互換性の問題が発生する可能性もあります。新たなアプリケーションは、習得するのが難しく、時間を必要とします。

また、アプリケーションに必要なデータは、古いフォーマット上にあったり、オンプレミスのデータセンターに保存されていたりすることが多く、メインフレームやレガシーデータベースでのみアクセス可能であったりするのです。企業は、選択肢が限定されていると考えています。

クラウドへの移行の最良オプションは、まだ明確ではない

多くの企業にとって、メインフレームアプリケーションやクラウド上のデータベースの現代化への最も確実な選択肢は、悪夢が発生する方法と同様です。例えば、古いメインフレームをIBM z15メインフレームに交換する場合、IBMが完全にz/OSを捨ててLinuxを選べば、あなたの事業に悪影響を及ぼしかねません。 知的財産や企業の競争力を失う可能性もあるのです。

レガシーアプリケーションの作り直しには、IT予算の中でも膨大な費用が充当されることになります。今の言語スキルを持った人材などのリソースが必要となり、コーディングは現在のビジネスの需要に合わせる必要があります。人材を外注するか、社員として採用するかどうか、いずれにしても安い買い物ではありません。また、人材の確保も年々厳しくなってきています。

コード変換は実行可能な選択肢だと思われますが、問題も少なからず伴います。まず、数十年のビジネスの処理、プロトコル、教訓などを含んだ何百万行ものCOBOL言語から始まり、それを現代の言語、IDEs、コンポネント、そしてプラットフォームにフィットさせようと努力することになります。 その結果、おびただしい数の大きな問題が発生し、試算よりも費用がかさむという試練が待っています。中には倒産する企業もでてくるでしょう。

もし、これらが現代化やクラウド移行への唯一の選択肢であると思われるなら、いい情報をご紹介します。より最適で迅速なアプローチがあるのです。

レガシーモダナイゼーションプラットフォームと次世代RDBMS:移行を加速させるカギ

レガシーモダナイゼーションプラットフォームやリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)は、ほかの選択肢が霞んで見えなくなるほどクラウドへの最速の道と言えます。

レガシーモダナイゼーションプラットフォームは、レガシーメインフレームアプリケーションをIBMのz/OS環境からクラウドに、迅速かつ費用対効果的に移行させるために特別に設計されたソフトウェアです。このプラットフォームは、非常に高度なパフォーマンスを提供するために、水平・垂直方向の拡張性を可能にし、イノベーション向けに増大する投資にかかる年間のランコストを大幅に減少させることができます。エンドユーザーのエクスペリエンスやアプリケーション上の事業の論理回路に変更はありません。企業は今の人員とスキルセットをそのまま活用することができます。また、コンテナや仮想環境にも対応しています。

移行にかかる時間は半年から1年で、すぐに投資利益率を確保できます。COBOL、Assembler、 PL/I、 Easytrieveなどのレガシー技術に対応しながら、AWS、Azure、 Google クラウド環境にもデプロイできます。

完全なクラウドへの移行には、データベース管理も含まれますが、オンプレミスのレガシーデータベースでは、使用やライセンシングの制限にひっかかってしまうことが頻繁にあります。 最新のRDBMSであれば、 CapEx やOpEXおよびライセンスにかかる運用費用が削減されます。 企業は、データベースが消費するリソースの量に関係なく、仮想マシンで使用されたコアにのみライセンスを認証します。

高い視認性、大規模データベースの管理と確保ができる最新のRDBMSは、ハイパースレッドのアーキテクチャ、セキュリティの高いデータベースの暗号化、信頼性が高く性能の良いデータベースが必要なマルチノード・パラレルリカバリが可能です。また、専用のデータベースサーバーより、クラウドに対応します。さらに、アクティブ/アクティブクラスタリングの高い有効性、高性能なトランザクション処理、アクティブ/パッシブスタンバイデータベース能力も提供します。

オンプレミスに永久に別れを告げる準備はOK?

データセンターから抜け出し、メインフレームから脱却して、クラウドへうまく移行することを真剣に考える時が来ました。TmaxSoftは主力のソリューションであるOpenFrame とTiberoを開発しました。この2つを組み合わせれば、今のメインフレームとレガシーデータベースからの脱却は痛みを伴わず、さらなる柔軟性、俊敏性とコストの削減という恩恵を受けることができます。最も良い点は、重要なビジネスアプリケーションが今後訪れるであろうビジネス上のどんな課題にも対応して業績をあげるであろうと分かって安心した上で、クラウド上でそれらを実行することができる点です。

レガシー システムからの脱却方法とデータベースの最新化の方法については、弊社までお問い合わせ下さい。

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